カードローンやフリーローンを契約したいのに、何度審査を受けても落ちてしまう。
この記事では、ローンの審査落ちで悩む人に向けて、ローン審査に落ちてしまう8つの理由を紹介します。
審査落ちした人は、思い当たる理由を改善すれば、次のローン審査に通る可能性が格段に上がるでしょう。
もう二度と審査落ちしたくない!
そんな人は参考にして頂ければ幸いです。
あなたがローン審査に落ちる8つの原因
いきなりですが、ローン審査に落ちる理由を網羅してみます。
単刀直入に言うと、以下に該当する人は、審査落ちする可能性が高いです。
✖他社のローン審査に落ちてから間もない
✖無職
✖安定かつ継続した収入がない
✖借入件数や借入総額が多い
✖他社を含めた借入額が年収の3分の1を超えている
✖勤続年数が短い
✖信用情報機関のブラックリストに載っている
仮に一つしか該当していないとしても、それだけでローン審査においてはかなり致命的となります。
もし、該当項目があるのなら、なるべく早めに改善するようにしましょう。
それだけで、ローン審査に通る可能性が格段に上がります。
それでは、審査に落ちの理由について、一つ一つ順番に詳しく解説していきましょうか。
✖同時に複数申し込みをした
お金を確実に借りたいからといって、一度に複数の金融機関にローンの申し込みをする人がいます。
ですが、これははっきり言ってしまうと逆効果です。
ローンを複数同時に申し込みすることはあまりおすすめできません。
複数同時申し込みは、絶対に審査に通らない、とは思いません。
金融機関によって審査基準は異なるので、審査に通る場合もあります。
ですが、ローンの複数同時申し込みが、審査に良い影響を与えないことは確かです。
なぜなら、個人信用情報機関に照会すれば、ぼくたちのローンの申し込み情報は知られてしまうからです。
そのため、ローンの同時申し込みが発覚した場合、
「一度に2つ以上のローン契約を結ぼうとするなんて、もしかして、このお客さんは相当お金に切羽詰まっているのではないだろうか?」
と勘繰られてしまう可能性があります。
もしかしたら、複数同時に申し込みをした履歴が確認される前に審査が進み、一気に2つ以上ローン審査に通ることもあるかもしれません。
しかし、そのような形で審査が上手く進むかどうかは保証できません。
ぼくの結論としては、ローンの複数同時申し込みは、
収入面に不安があるのでは……?
と警戒される危険があるため、避けた方が良いと考えています。
なるべく、本命のローン1つに絞って申し込みをするようにしましょう。
✖他社のローン審査に落ちてから間もない
実は、キャッシングの利用を申し込みした記録は、個人信用情報機関に6ヶ月間ほど記録が残ります。
もちろん、ここで残る記録は、申し込みをした、という記録です。
審査に落ちた、という記録が残るわけではありません。
しかし、個人信用情報機関には、ローンの契約に関する情報も載っています。
そのため、申し込み記録とローン契約の情報を一緒に見ることで、審査の合否も分かってしまうのです。
申し込みした記録はあるが、ローン契約がない。
その場合、金融機関の担当者は
「この人は、〇〇ローンの審査に落ちたんだな」
と判断することになるのです。
他社ローンの審査に落ちた=今回のローンの審査にも落ちる、ではありません。
しかし、このことが今回のローン審査に影響を与えることは確かです。
なので、どうしても審査落ちしたくない場合は、前回の審査落ちから半年(6ヶ月)以上経過して、申し込み情報の記録が消えてから申し込みをすることがベストかもしれませんね。
✖無職
無職だと、ほぼ確実に審査に落ちます。
理由は明白で、収入がなければ、借りたお金を返済することができないからです。
無職の人がお金を借りたいのであれば、まずは、アルバイトやパート、何でもいいのでお仕事に就き、収入を安定させることから始めましょう。
ただし、例外的なケースもあります。
配偶者貸付というサービスを利用すれば、無職の専業主婦でもお金を借りることができます。
配偶者貸付は配偶者の収入と合算して、年収の3分の1までであれば借入ができる制度のことです。
専業主婦でお金を借りたい、という人は、配偶者貸付サービスがあるカードローンの申し込みをするのも良いかもしれませんね。
✖安定かつ継続した収入がない
安定かつ継続した収入がないことも、ローン審査に落ちる原因となります。
たとえば、自営業者の人で、収入がゼロの月もあれば、数十万円の月もある、このような人は審査に通りにくくなります。
実際に、ぼく自身も、自営業になって収入が安定していないため、銀行や消費者金融のカードローンの審査によく落ちるようになりました。
現在のぼくは、クレジットカードについては審査落ちすることはあまりありませんが、カードローンの審査に通ることに困難を感じています。
なので、一般論だけではなく、個人的な体験からも、ローン審査に通りたいならば、収入を安定させるようにしましょう、とアドバイスしたいです。
収入が安定さえしていれば、正社員でなくて、アルバイトやパートでも構いません。
毎月、安定継続して収入を得ていることが大切です。
✖借入件数や借入総額が多い
借入件数や借入総額の多さについても注意です。
たとえ、返済を延滞していないとしても、カードローンなどの借り入れ件数や借入総額が多いと、審査に落ちる可能性が高くなります。
おまとめローンなら借り入れ件数が多くても審査に通るのではないか?
と考える人もいますが、一般的に4~5件以上の借り入れがあると審査落ちする可能性が高くなるので注意してください。
また、年収に対して借金の総額が多すぎる場合などは、
「これ以上借りて返済できるのだろうか?」
などと警戒されてしまい、審査に落ちてしまう危険が大きくなります。
✖他社を含めた借入額が年収の3分の1を超えている
消費者金融や信販会社のカードローンの場合、他社を含めた借入額が年収の3分の1を超えていると、総量規制に引っかかって審査に落ちる可能性があります。
総量規制というのは、貸金業法上の決まり事で、消費者金融や信販会社のような貸金業者は、年収の3分の1を超える貸付を行ってはいけない、という決まりです。
消費者金融や信販会社のカードローンは、年収の3分の1を超えた借入ができません。
年収の3分の1を超える金額を借りるのであれば、銀行のカードローンの申し込みをするのが良いでしょう。
銀行は貸金業者ではないため、総量規制の対象とはならないからです。
ただし、年収の3分の1を超える借入は、返済することも非常に大変となります。
くれぐれも借り過ぎには気をつけてください。
勤続年数が短い
消費者金融のローンの多くは、申し込み条件に、勤続年数などの条件は設けられていません。
このようなローンは、勤続年数や年収の縛りがないため、審査に通るのが簡単に見えます。
しかし、どのローンも、極端に短い勤続年数(数か月など)だと、審査に落ちてしまう場合があります。
たとえば、大企業勤務で収入が多かったとしても、極端に勤続年数が短ければ、安定継続した収入を稼ぐことができる人物である、とはみなされない可能性があります。
ローン審査に通るためには、勤続年数は長い方が望ましいです。
最低でも、勤続年数が1年以上は欲しいところですね。
どうしても審査に通りたいなら、自分の勤続年数が最低でも1年を超えていることを確認してから申し込みをするのが良いでしょう。
✖信用情報機関のブラックリストに載っている
信用情報機関のブラックリストに載っている場合、ほぼ、どのローン審査にも落ちます。
それどころか、クレジットカードをつくることすら出来ない可能性が高いです。
そもそも、ブラックリストとは、一体何なのでしょうか?
簡単に言えば、ブラックリストというのは、皆さんの金融事故の記録のことです。
前述しましたが、皆さんの借入や返済の情報、クレジットカードの利用の履歴などは、信用情報機関に全て把握されています。
もし、皆さんが、借りたお金を延滞したり、債務整理をしたり、そういった金融事故を起こしてしまうと、信用情報機関はその人を要注意人物としてチェックするようになるのです。
この金融事故のリストに載ってしまうことを、ブラックリストに載る、と言います。
(実際に信用情報機関にブラックリストというリストがあるわけではありません)
では、信用情報機関のブラックリストに載ってしまう条件とは、どのようなものなのでしょうか。
ここで簡単にまとめてみました。
②債務整理をしている
こちらの2つのケースのいずれか1つでも該当する人は、信用情報機関のブラックリストに載っている、と考えて差し支えないと思います。
そして、このブラックリストに載っている限り、ローン審査に落ちてしまう可能性が高くなるのです。
①他社で延滞している
あなたが、もし、すでに他社からお金を借りていて、しかも延滞しているならば、ほぼ間違いなく、ローン審査は落ちるでしょう。
クレジットカードやカードローンなどの返済が2~3ヶ月以上滞ると、信用情報機関に事故情報が掲載されますが、この事故情報が掲載された状態というのが、いわゆる「ブラック」と呼ばれるものです。
②債務整理をしている
延滞のほかにも、自己破産や個人再生、任意整理などの債務整理を行った場合にも、信用情報に事故情報が載ります。
信用情報がブラックになっている人(事故情報が登録されてしまっている人)は、カードローンやフリーローンだけでなく、クレジットカードの審査も否決される可能性が高くなります。
ローンが組めないだけならともかく、クレジットカードを作ることができなくなるのは、キャッシュレス決済化が進むこの時代において、かなり致命的です。
一度、信用情報機関のブラックリストに載ってしまうと、生活がとても不便になります。
それどころか、ポイ活もすることができなくなるので、お金を貯めることや節約することも大変になってしまいます。
最近は、ポイント還元率が高いクレジットカードもあるので、ポイ活ができなくなることで、年間に数万円から十数万円の損失が発生している、と見做すこともできるでしょう。
以上のことから、できるだけ、信用情報機関のブラックリストには載らないようにするのが賢明です。
しかし、不幸にも、ブラックリストに載ってしまう人もいるでしょう。
ブラックの人は、もう、ローンを組んだり、クレジットカードをつくったりすることが一生できないのでしょうか?
そんなことはありません。
チャンスがあるので安心してもらえれば、と思います。
一度、信用情報機関に載ってしまったからと言って、それが永遠に続くわけではありません。
時間が経てば、金融事故の情報は削除されます。
信用情報機関には、株式会社日本信用情報機構(JICC)、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、一般社団法人全国銀行協会(JBA)があります。
それぞれの機関のブラックリストの掲載理由と、掲載期間をまとめてみました。
【ブラックリストの掲載期間】
ブラックリスト 掲載理由 |
日本信用情報機構 (JICC) |
シー・アイ・シー (CIC) |
全国銀行個人 信用情報センター (KSC) |
延滞 | 延滞解消から5年 ※1 |
延滞解消から5年 | 延滞解消から5年 |
任意整理 | 5年 | 5年 | 5年 |
個人再生 | 5年 | 5年 | 10年 |
自己破産 | 5年 | 5年 | 10年 |
※1 2019年3月30日以前に契約している場合は1年
ブラックリストに載ってしまったとしても、掲載期間が過ぎればブラックリストの名前は消えます。
金融事故情報の記録が消えたあとにローン審査の申し込みをすれば、審査に通る可能性もあるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめに入りたいと思います。
繰り返しになりますが、ローン審査に落ちたくない、という人は、以下のことに注意してもらえれば幸いです。
✖他社のローン審査に落ちてから間もない
✖無職
✖安定かつ継続した収入がない
✖借入件数や借入総額が多い
✖他社を含めた借入額が年収の3分の1を超えている
✖勤続年数が短い
✖信用情報機関のブラックリストに載っている
上記のケースに該当することを避け、改善した上でローン契約の申し込みをすれば、審査に通る可能性は格段に上がるでしょう。
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